COWBELL
<須磨ヨットクラブ会報用 カウベルチームの2015年J24クラス全日本選手権参戦記>

2016年9月にJ24世界選手権が和歌山で開催されます!!!
その前哨戦となる2015年J24全日本選手権(和歌山)の参戦記という事ですが、あまり良い結果でなかったのでちょっと書き辛いな。。。

先ずチームのご紹介です。
カウベルチームは平均年齢20代前半、須磨で一番若さ溢れるチーム!・・・・・
あれから〜30年!(綾小路きみまろ風)
当時からのメンバーのうち3名(バウ:小寺、トリマー:平松、ヘルムス:田中)は未だポジションもそのままに毎月の須磨のポイントレースを楽しんでおり、小寺君はヨットクラブの会長となった今でもバウマンとして私が濡れないよう一番前でスプレーを浴び続けてくれています(笑)
昔はピュアだった村田君、昔から濃かった川岸君、今もピュアな山川君は甲南大クルージング部の後輩、広島大ヨット部OB小島君、たまーに参加の元日本チャレンジ関西大ヨット部OBの田中さん!と平松隊長以外は学生時代からのヨット経験者ばかりとなっております。
このようなメンバーで下ネタとやや下ネタを交えながらも真剣にレースを行い、古い艇でありながら大阪湾内でのいろいろなレースで優勝もできました。

しかし、長年同じパターンでマンネリ化が進み出社する人数も日に日に減ってきたので、思い切って5年ほど前にDAVIDSON34からJ24へチェンジ!長年、最新鋭ではない艇でハンディキャップレースを続けてきたカウベルチームにとって、艇の古さやレーティングに悩まず同じ条件で競えるワンデザインのJ24でのレースは改めてレースの楽しさを蘇えらせてくれます。

J24へチェンジ後、2013年は全日本選手権が西宮で開催されるという事で超久々に参加、全く肩に力が入ってなかったおかげなのか第一レースでいきなりのトップ!3位、5位のレースもあり俄然盛り上がましたが、もちらんお約束の大コケのレース、おまけの特大コケのレースもありJ24に変わってもいつもの凸凹レース展開で成績は中くらいでした。

そんな中、2016年には和歌山で世界選手権開催、2015年の全日本選手権がその予選という事で、近くやし頑張って出よう!(大阪湾を滅多に出る事のないぐうたらカウベルにとっては意外とこれが意思決定の大きな理由だったりします)とカウベルのチャレンジが始まりました。
優勝したら世界一!ビリだったら世界一遅いチーム!?世界選手権最下位!世界のビリケツ!(しつこい?)それも面白いかもね〜!

そして世界選手権開催を前にした2015年の和歌山での全日本が素晴らしいロケーションの和歌山マリーナで11月に開催されました。
須磨からは、常連の"アップウインド"、"ハングオーバー"、若手で揃えた"いちもくさん"、そしてカウベルの4艇が参加と盛り上がりを見せています。
我々もとりあえず全日本まで練習や!と思っていましたが、冬は寒いし、、夏場は風弱く、、、となかなか尻に火が付きません。
サンデーセイラーどころかマンスリーセイラーなので・・・まあ、こんな感じだから30年以上続いているのかな?
艇の準備・メンテナンスのノウハウもアップウインドさんをはじめ他艇ににおんぶに抱っこ。皆さんありがとうございました。

練習もそこそこにあっというまに11月、2015年全日本の本番です!
初日、第一レース前のウォーミングアップでまさかのスピン蝶吊り!?
エッ!エエッ!! (゚〇゚;)全日本でそんなは艇いません。前途多難です・・・

さて、ここから少し真面目に・・・

和歌浦湾は沖から見るとまん丸な感じで3日間とも陸風で波弱く潮流も無く小さな湖のような海域。
スタート前の本部艇側での風とアウター側とも結構風向が異なっていました。
初日は風速10〜12ノットで3レース
2日目は風速6ノットで2レース
3日目は風速5ノットで1レース、風待ち後ノーレース
と初日は気持ちよく走れたものの、2日目以降は弱い風とシフトに翻弄されました。
ワールドは9月。陸からのシフティーな弱風と暑さに悩まされそうです。

まあ、どの艇でも「あの時ああしてれば・・・」というのはありますよね。
初日の第3レースだけ第1上マークトップ回航がありました。12〜15ノットのコンディション、スタート失敗後岸よりのコースを伸ばし、艇速も良く、あっさりトップでマーク回航できました。こうなると引き続き良い風で走れるので、中位で走るよりかなり楽なのですが、下マークスピンダウン直前のひとはらみが出来ず、逆に潰してしまったことでその後の展開が狂いました。
2位の艇の内側でマーク回航、右に行きたかったのですが少し下先行されやむなくタック。この後ズルズルと6位まで落ちました。
ダウン前にスピンをしっかりはらませ、あと半艇身前に出ていれば・・・。
これが実力だと思います。
巧いチームはこのような失敗は致しません。
最後までしっかりはらませ普通にトップでマークを回り普通にトップを確保します。
僕らが上記のような細かいミスを繰り返しロスているうちに、普段からシビアに取り組んでいる艇はしっかり走らせ順位を上げていく(実際はシビアさの無い艇が落ちていく)のでしょう。この辺りの集中力の維持がワールドでビリにならなくて済むかどうかのポイントですかな〜。

寂しいことに魅せ場はこれだけなんです・・・
慣れてないU旗を意識しすぎたりで殆どが2列目中央からのう○こスタートばかり!
こんなスタートなのでスタート後数分でフリートに置いていかれ涙目でうまく前が見えましぇん。
コースの悪さ(上位に比べ1割増くらい長く走っていた感じ)、プロテストへの対処の悪さ。
前述のようなクルーワークのミスや位置取りの悪さも多々ありました。
書きたい言い訳も多々ありますが、やはり結果が全てですな。

ゴホン! ケホケホケホッ。ゲホッ!それでは成績を発表します!
アップウインドは堂々の8位、いちもくさんは1レーストップもあり13位と健闘!
あと、・・・詳しくはWebで!・・・見んといてっ!
ねっ!ハングオーバーの皆さん(笑)

ワンデザインのレースはやっぱり楽しいです!
皆で協力して最高の結果を追い求め、普段使わない能力を最大限出し切って・・・玉砕!これもまた楽し!
でも安心してください、まだまだ諦めませんよ!
スタートは必ず改善できます。全く問題なし!艇速は良かった!タックも良くなった!海域もわかりました!ほんまかいな〜(笑)
相手がトップセーラーでも須磨の皆さんに鍛えられたカウベルは怯みません。ほんまかいな〜(笑)
寒いのでとりあえず暖かくなったら多分シビアな練習始めます〜。これほんま!の予定(笑笑)

やる気があるんだか無いんだか強引にまとめてしまいましたが、2016年、大舞台でのカウベルの活躍に乞うご期待!