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課外活動(その他)


八兵衛のレースレポート(美波と書いてビバと読む 編)
<KansaiMiddleBoatClubMatogataCup>
・・・要は忘年会レース
 

2003KansaiMiddleBoatClubMatogataCup 八兵衛リポートweb版

2003.12.28晴れ

早朝、馬場氏のソフトトップの赤い外車は、冬の装いの山々を縫いバイパスを一路西へ、ランプウェイを出た車は幹線道路を疾走る。「ピットサインがでた。」「?」「ほら、オレンジの..」車はロードサイドの駐車場へ。給油でもするのかと思ったら、そこはフランチャイジーの牛丼屋さん。「まず腹ごしらえ。並!」 いくら“ 巧い 速い 安い ”を標榜するカウベルチームとはいえこんな朝から..とか言いながら「俺も、つゆだく!」

美波FriendShip30艇にオーナーさんと一緒に隊長、馬場計4人で乗せてもらうことに。「前に乗ってもらいましたよね」「昨年のぺーロンYRで乗せてもらいました」憶えてますよ〜初めて訪れた山に囲まれた相生湾。最終レグまでトップだったのにF直前にポーンと2杯にいかれちゃって、口惜しかったですよね..。フォアデッキですね。がんばるぞぉー。

1R 1マイル弱3レグ。風位310度弱風。的形らしく風の割に波が小さい。本部艇側有利。同時スタート。馬場氏は初めての艇も、もはや手馴れた様子でトラベラーとティラーを操りMumm36を牽制している、隊長もどっしり構えてオーナーと打ち合わせ。私といえばフォアデッキで艤装チェックしながらだんだん緊張してくる。だいじょうぶ大丈夫J/24とほとんど同じ。と自分に言い聞かせるが,駆け出しJ/24時代の失敗を思い出してさらにドキドキしだしたので考えるのやめる。海域東側の高炉煙突では290度方向か。潮はアウタ側でほとんど見えない程度の西流だがオーナーによると岸側に潮目があるそうだ。

スタート 手堅くいい感じ。しばらくして右に返す。見渡しても左右海面、どちらとも。艇団は二分。3分間隔くらいで数〜10度の振れが。岬から西側は左に振れているようだ。馬場はフレッシュをとりながらヘッダーをさばいていく。心の中で「スタボーアプローチたっぷり残して〜」と勝手なことを叫びつつスピンバックをセットしながら冷静を装う。

1下 無事上マーク回航0.5スピン展開マーク11時半。パフ読み〜だがあまりパフおりてこない。が、馬場ヘルムスは航跡まっすぐに走らし後続を僅かに離す。ポール位置が高い、根元は両手を上げたくらい、ジャイブはいちど下げないと無理かも。でもジャイブなし。

2上 隊長、馬場さらに集中。今度も右海面。僅かなブローうまく降りてくる。速度、角度良い。さすが馬場。隊長は、Y−28Sとのレーティングを意識しだす。え〜うちがクラスで一番高いんですか。“応援あり特別レーティング”だそうです。馬場の顔さらに引き締まる。

ゴール クラス1着。約1分差でY28S。ホッとする間も無く黙々と再艤装とスピンパッキング。うーん男前かも。デッキ上では2位か1位か、たぶん2位との結論。オーナーさんがレース前からいい香りがしていた鍋から肉と野菜たっぷりの汁をよそってくださる。いただきます。あったかい。(Y28S119秒差で1着も修正5秒差で惜しくも2位)インターバル中トリップラインのプラスチックが切れタイラップで応急緊結。

2R 風位変化でスタート位置変更。280−290度さらに弱風。今度は中央〜アウタ狙い。スタート。馬場さんさらに集中。先代CB号のプレーニングボード撤去後より速いかも。

1下 無事にマーク回航とスピン展開、順調。SYCのFarrと並走。

2上 さらに速い。ゴール。ジェノアおろして思わず万歳。2着に4分差で1位は確実か。(2着に修正117秒差で1位)オーナーさんに熱い珈琲をご馳走になる。ジェノアのタックのシャックルが長いので金具装着のままシートで短くする。

3R こうなると優勝が意識される。280度。出れるところからベストということで。

30秒前 ライン中央付近。S直前艇団最も高い位置、5秒前ジャスト正常確実と思いバウ端から後ろへ。スタート。ところがリコール旗掲揚。本部船側すぐの艇のことかと逡巡してしまい、「戻って下さい」とすぐ言えず、再スタートまでの時間を大きくロスする。再スタートもリコール旗降下せず。

1上 完全に離されるも馬場猛チャージで3艇抜き。後半ブローつかむ。右海面に。

1下 小さいパフは下りてくる。ジャイブ1回。艇は揺れず速い。先行艇に対して詰める。

2上 さらに確実に追い上げ1艇抜くもY28Sに対して修正は無理。5レグならと皆くやしがる。優勝への望みは絶たれたかに....。

結果発表 アフターパーティは餅つき大会他。杵搗き餅のおろし大根醤油の美味しいこと。3レースはY28SElliott935(CR)がOCS。解消した我々はNissan30に惜しくも修正12秒で2位。総合結果では、3Rとも手堅く走ったEspritDuVentをかわし、2−1−2でめでたく優勝となりました。