ルー
プハウスは4戸の住戸からなる低層集合住宅である。環境にめぐまれないので中庭をとって住環境を確保した。十分なプライバシーを確保しつつもすべての住戸
のエントランスとリビングの大きな窓が中庭側にあり、中庭を媒介として、ゆるやかにつながって住む感覚を生み出している。 中庭は閉鎖的にならないように街路に強く接続し、街の喧噪や交通の空間の延長とすることで公私が交錯する新しいタイプの中庭となっている。 周辺の環境に対して小さな囲まれた場所が連結するような場所を提起し、駐車スペースのひろがる荒廃しがちな場所を、快適な環境に構成し直した。 |