Wonderful days




「レイジ、今すぐ来て」


短い一言だけを残して有無を言わせず切れた電話に、御剣は一瞬耳を疑う。
今のは幻聴? もしくは所謂、間違い電話と呼ばれる類のものだろうか?
古い友人である弁護士の彼と、その助手でもある彼女。そしてその彼女の従姉妹にあたるまだ幼い少女。
仕事のついでにちょっと寄ったと、この場所を訪れるには気楽過ぎる理由で顔を見せた三人に、
呆れたようなため息を漏らしながらも紅茶を振る舞っていた最中の御剣は、
自分の城でもある執務室の窓からどんよりとした曇り空を眺めながらしばし考え込んだ。
「どうした? 御剣」
「きっと事件だよ、なるほど君。営業のラッキーチャンスだよ」
「いやいや真宵ちゃん、事件だとしたらラッキーチャンスは不謹慎だろ。せめて普通のチャンスくらいで止めておかないと………」
「………それってどこがどう違うのですか?」
騒がしい友人達の様子からしてもどうやら幻聴の類ではないらしい。
その上、確かに電話の声は躊躇うことなく御剣の名前を呼んだし、聞き慣れた声の主にも心当たりがある。
不機嫌そうな怒ったような、それでいて少し恥じらっているかのようなその声は、耳に馴染んだ恋人のものだった。


「む………今、メイから電話があったのだが」
御剣が戸惑いつつも状況を説明しようとした直後、手にしたままになっていた電話から、再び呼び出し音が鳴り響いた。
「場所は………」
こちらが何か言う隙も与えず、今度は場所のみを短く伝えてまたしても電話は切れた。
どうやら先ほどの通話では、場所を伝えていなかったことに気が付いてかけ直して来たらしい。
全く、慌ただしいことだ。
呆れる気持ちがなかった訳ではないが、もし急遽捜査に取り掛かることになったのであればそれも無理もない。
何事かと気になって仕方のない様子の三人に成り行きを話すと、指定された場所へと向かうべく、
御剣は手早く荷物をまとめ上着を手に取った。


ふと見ると、来客用のソファーで寛いでいた友人達まで帰り支度を始めている。
急かしてしまったかと申し訳なく感じて、ここはこのままでいいからもう少しいてから帰るよう促すと、
古い友人は何やら不服そうにブツブツと呟いた。
「別に僕はそうしたいんだけどさぁ」
ちらりと見やった先では、テキパキと身支度を整える彼女とその従姉妹が二人してきっぱりと言い切った。
「何言ってるの、なるほど君。しっかり営業してお客さんつかまえていかないと」
「そうですよなるほど君。いつまでたっても真宵さまに味噌ラーメンしか食べさせてあげられないなんて、殿方の沽券に関わりますっ」
「いやだからそれは、真宵ちゃんが味噌ラーメンが好きだから食べに行ってるだけで、別にお金がなくてそれしか食べられないって訳じゃないから」
「言い訳なんて男らしくありませんっ。たまには真宵さまにふらんす料理のふるこおすとやらを食べさせてあげて下さいませ」
「それならもちろん、はみちゃんも一緒だよ」
「真宵さま、お優しいのですね」
「どうせなら食べ放題がいいな、なるほど君」
「フルコース食べ放題………いったいどれだけ食べる気なんだよ」
恐怖と驚愕の色を浮かべた友人は、小柄な彼女とそれよりももっと小柄な彼女の従姉妹に押し出されるようにして部屋を後にした。




粗方の流れを思い浮かべながら、このまま捜査に加わるなら帰りは車になるだろうと考え駅まで歩く。
ちょうど到着したばかりらしき車両に足早に乗り込むと、四人を乗せた電車はゆるやかに目的地へと走り出した。
空は相変わらずのぐすつき模様で、友人の彼女とその従姉妹も窓から見えるそれを気にした風に遠くを眺めている。
吊革につかまり一息つく御剣に、同じくやれやれといった表情の友人が思い出したように口を開いた。
「それにしても狩魔検事も大変だな。いつもこんなに忙しいのか?」
その言葉にふと思いを巡らせる。
はて、彼女は今日、何と言って出かけて行っただろうか。
御剣の執務室で華奢な腕時計を見やりながら
「ずっと探していた資料が見つかったらしいの。時間もあることだし、これから取りに行って来るわ」
確かそう告げてはなかったか。
だが今し方の電話の様子では、そのようなあれは何も伺えない。
この矛盾はいったいどうしたことか。
考えても答えの出ないもどかしさに、自然と眉が寄せられる。何か事件に巻き込まれたのでなければいいが………と御剣の胸はざわついた。




目指す場所のある駅から歩き出しても、空はますます鉛色を増し晴れる気配はない。
今の自分の心中のようだと肩を竦めると、すぐ後ろを歩いていた友人の彼女が足を止めた。
「どうかしたの? 真宵ちゃん」
「ん? 珍しくイトノコ刑事がいないなぁと思ってさ」
「あ、本当ですね。おひげの刑事さんがいません」
「いつもならこのへんで“大変ッス、事件ッス”って言いながら迎えに来てるでしょ?」
「それもそうだよね」
こちらを見やり、同意を求めるような視線を投げかけた友人に頷きで応える。
忠犬と言うには大柄なその刑事は、御剣の関わる捜査ならば最寄りの駅まで迎えに来ることなど当たり前。
場合によっては、執務室のドアの前まで迎えに来ることすら厭わないほどの忠義心を持っている。
その刑事がこうも姿を見せないことも、事件としてはいささか不自然に思えた。
「何か僕、行かない方がいいような気がするんだけど………」
「どうして? なるほど君」
「いや、何とな〜くだけど、そんな気がするんだよね」
「またそんな逃げ腰になっちゃってぇ」
「いけませんよ、なるほど君。殿方が敵に背中を向けるなんて」
「いやいや、別にまだ敵なんて現れてないから。って言うかそれ以前に、敵が出ること前提なの?」
賑やかしい友人達を横に、御剣もまた抱いた違和感が膨らむのを覚える。
ここは一旦確認した方が賢明かと、取り出した赤い携帯を彼女へと繋いだ。
「遅いわよ、今どこなの?」
開口一番その有り様はどうなのか、こちらの言いたいことも聞かずに一方的にまくし立てるのはいかがなものか。
言いたいことは山のようにあったけれど、あからさまに不機嫌な彼女の声にとりあえず言葉を飲み込む。
手短に現在地を伝えると、すぐ近くにある建物の7階だと詳しい場所を告げて三度電話は切れた。


「ここの………7階?」
入り口に掲げられた案内に目をやり、四人はそれぞれ困惑の色を滲ませる。
彼女の指定した建物の7階、そこは………誰もが見知った有名デパートの、婦人洋品売場と表記されていた。
「やっぱり行かない方がいいよ。こんな場所で事件なんて絶対におかしいって!」
「わかんないよ、なるほど君。女装した凶悪犯が立てこもってるのかも知れないし」
「戦うのです。なるほど君」
「嫌だ、そんなとこ行きたくない!」
見知った大柄な刑事の姿はもちろんのこと、 行き交う人々の表情を見ても何一つ変わったところは見受けられない。
事件や捜査といった言葉から、最も程遠い日常がそこにはあった。


嫌がる友人を引き連れたまま慌ただしく上へと向かう。
既に次の季節を先取りしたかのようなその場所で、自然と目移りする友人達をよそに人波の中視線を泳がせた。
数々の商品が並べられた棚の向こう側、靴を扱っているらしき売り場の一角に、目指す姿はあった。
人目を引くプラチナブロンド、皺一つない真っ白なパフスリーブに黒いベスト、背筋を凛と伸ばして座る後ろ姿は、間違いなく彼女のものだった。
「メイ」
短く呼び掛けた御剣の声に、弾かれたように彼女が振り向く。
少しほっとしたような表情も束の間、後ろに控えた古い友人の姿を目に留めるなり、その顔は一気に不機嫌なものに変わる。
「どうしてあなたがここにいるのよ? 成歩堂龍一」
「え、いや、あの、たまたま? みたいな」
「その薄気味悪い疑問形をやめなさい!」
ヒュンと風を切る音がしたと同時に、彼女愛用の鞭がしなる。
普段なら寸分違わず標的を打つその鞭が、今日は威嚇のためか足元にだけ向けて放たれた。
「だから行かない方がいいって言ったんだ!」
「まあまあなるほど君。あれは冥さんにとっては挨拶みたいなもんだから」
「そうですよ、なるほど君。しんあいのじょうと言うものですとも」
「二人ともそれ本気で言ってんの? だったら僕だけじゃなくて真宵ちゃん達も………」
「ぜえったいに嫌!」
せっかく試みた反撃も二人して同時に全否定され、古い友人はがっくりとうなだれる。騒々しさにため息をつきながら、
傍らで忌々しそうに眉を寄せた彼女を見やる。
備え付けのソファーに浅く腰掛けた足元にはいつものショートブーツと共に、よく似た造りの真新しい靴が並んで置かれていた。
「お買い物ですか?」
ニコニコと無邪気に訪ねる少女には、さすがの彼女も毒気を抜かれるらしい。
「え、ええ」
戸惑うように視線を泳がせて、すぐ隣に置いた幾つかの包みと足元の靴を代わる代わる眺め、短く応える。
「何だ荷物持ちか。良かった、女装した凶悪犯が立てこもってなくて」
「はぁ?」
少女との会話で収まったかに見えた怒りが再燃しつつあるのか、その場に座ったままの彼女からギロリと音がしそうな眼差しが向けられる。
それに言葉を失った古い友人は、何で僕だけとブツブツ呟きながら情けなくうなだれた。
「じゃ、事件でもなかったことだし、あたし達はこのまま上まで行こうよ」
「上、ですか?」
「そ、ちっちゃいけど遊園地もあるしさ。それに、レストランもあるみたいだよ」
「ふらんす料理ですか? 真宵さま」
「ううん、フランス料理はまた今度。ね、なるほど君」
「出来ればその方向でひとつ………」
しおらしく口を開いた友人は、続けて悪戯っぽく微笑んで次を継いだ。
「今日はフルーツパフェとプリンアラモードで勘弁してよ」




きゃあきゃあと嬉しそうな声を響かせて、古い友人と二人の彼女達は人波の中に紛れて行く。
それを見えなくなるまで見送ってから、御剣はおもむろに冥へと向き直った。
「足を………」
「え?」
「足を、見せたまえ」
ここへ来たときから違和感を覚えていた。
育ちのせいか、冥は礼儀作法には人一倍生真面目なところがある。
その彼女が決して多くはない友人達(例えその中に天敵とも言える人物が混ざっていたとしても)に向かって、
座ったまま応対するなど普段なら有り得ないことだった。
「嫌よ」
そう来たか。まぁもちろん、意地っ張りなことでは他に類を見ない彼女のこと、この反応は既に予測済みでもあった。
黙って跪き、脹脛の付け根へと左手を伸ばす。
同時にもう片方の手でショートブーツを掴もうとした瞬間、御剣には全てが理解出来た。
そこには無残にも根元から外れ、今にも落ちてしまいそうなヒールがぶら下がっていた。
恐らく見つかった資料を取りに行った帰り、どこかに引っかけるかして壊れたのだろう。
隣に放り出された包みは、どれもこの店のものではなかった。
あれら全てが資料だとすると、この靴の有り様ではかなり不自由したことは想像に容易い。
「見せたまえ」
もう一度、今度は強い口調で告げるとしぶしぶといった様子でブーツのファスナーを下ろす。
なるべく負担の少ないよう素早くそれを取り去ると、タイツに包まれたままの足を恭しく自分の太腿へと乗せた。
「痛くしないで」
「うむ」
「少しでも痛くしたら許さないわよ」
「心得た」
偉そうに憎まれ口を叩くものの、その実とんでもなく照れくさいのだろう。
組んだ足の上に片肘を突いて顎を乗せたきり、そっぽを向いたままこちらを見ようともしない。
だがどちらを向いても明るい照明を浴びるこの場所では、ピアスに飾られた耳朶が赤く染まっているのを隠しようもなかった。


 




細い足首にそっと手を添えれば、熱を持ち少し腫れているように思える。
「少し触れるぞ」
「………どうぞ」
細い足首で存在を主張する、くるりと丸い踝に指をかける。
手のひらに収まる小さなその場所に一度だけ力を込めれば、目の前の彼女の体が見えない力で弾かれたように跳ねた。
「った、いった………痛いわよ、バカレイジ。痛くしないって言ったじゃない!」
「この程度でそれほどまでに痛がるとは………折れてはいないにしても、ヒビくらいは入っているかも知れんな」
痛みに耐えかねたのか、むんずと頭を鷲掴みにした冥の手を、何でもない様子でゆるりと解く。
「違うわよ、ただの捻挫よ」
うっすらと涙を浮かべつつ、しかし未だ止むことのない強がりに苦笑いをひとつ。
それでもさぞかし困ったであろうそのときに、他の誰でもない自分を選び呼び出したことが嬉しく微笑ましかった。


「帰ろう、メイ」
変わりに選んだのであろう真新しい靴を掴むと、近くを歩いていた店員に差し出し会計を促す。
壊れた方のそれは、馴染みの靴屋に頼めばまた綺麗になるに違いないと、同じ店員に包んでくれるよう言付ける。
幾つかの荷物を手に持ち、さっきから微動だにしないまま自らの足を恨めしそうに眺める彼女に声をかけた。
「メイ、歩けるか? 無理なようならポーターにでもこれを頼んで抱いて行くが………」
他意はなかった、無論下心など毛頭。
だがしかし目の前の彼女にはそうは取れなかったらしい。
見る間に顔を真っ赤に染めて、はくはくと不足した酸素を口から補給したかと思うと、
咄嗟に握り締めた鞭を振るわんばかりの勢いで御剣に向かってがなり立てた。
「あ、歩くわよっ。歩くに決まっているでしょう!」
会計が終わったらしき包みを持って近寄った店員が、恐れおののいて一歩後ずさる。
やれやれ、またやってしまった。
7つも年下のこの恋人は、とかく扱いに手が掛かる。
身も心も許した間柄だと言うのに、こんなとき素直に甘えることがどうあっても出来ない性分らしい。
それに何度となく振り回されながらも一向に嫌気のさす気配すらない自分は、恐らく自覚しているよりももっと深く彼女に溺れているのだろう。
だがそれも悪くはないと開き直りにも近い心境を鼻で笑い、毛を逆立てた猫にも似た恋人をやんわりとエスコートする。
「では肩を貸そう。それなら構うまい?」




見た目よりずっしりと重い包みを手に下へと向かう。
どうにか怒りを静めたらしき彼女は、御剣の肩に手を掛けてひょこひょこと歩を進めた。
外は既に夜の気配が漂い、雪になり損ねた冷たい雨が静かに人気のなくなった街並みを濡らしている。
長い間室内にいたせいか、差し込んで来る風に吹かれた彼女がふるりと小さく身震いしたのが肩から伝わった。
「車をつかまえて来よう、少し待っていたまえ」
そう断り先に雨の中飛び出そうとした御剣の上着が、つんと微かに後ろへと引かれる。
振り向くと、眉を寄せ視線を合わさないよう伏せ目がちに何か言いたげな冥が、赤い上着の裾をしっかりと掴んでいた。
「歩くわ。すぐには見つかりそうもないもの」
確かにこの時間と天候では、そう簡単に車はつかまらない。
だがしかし、いつもカツカツと軽快にヒールを鳴らして歩く彼女がこの有り様では、電車と言う訳にもいくまい。
「………悪かったわ、急に呼び出して」
微かに聞こえる雨の音と混じるほどの呟きが、御剣の耳を掠める。
今頃になって申し訳なさが込み上げて来たのだろう。
当たるだけ当たり散らした後はいつものこと。
俯いた小さな頭を宥めすかすように、軽く二度手のひらを乗せる。口元だけの笑みで構わないと返すと、ほっとしたように眦が緩んだ。


昼間の賑やかさが嘘のように、日の暮れたこの界隈は人影がまばらとなる。
少し歩けば大きな通りへ出るからと、冥の提案を受け入れたものの、しとしとと降る冷たい雨が気に入らない。
自分はいい、まだ上着を着ている。
だが羽織るもののない彼女の肩は、さっきから少しずつ白から雨の色へと変わり、ただでさえ高くはないその熱が奪われているのが分かった。
「こちらも濡れていないといいのだが」
言いながら手にした包みに目を通せば、そこには御剣が以前からずっと探していた古い資料の数々が入っている。
すぐには経緯が思い浮かばず、しばしの間ただぼんやりとその中身を眺めていた。
その様子に気付いた冥が、慌てて雨に濡れぬよう胸元へとそれを抱え込む。
「痛っ………」
勢い良く手を伸ばしたせいだろう、彼女の足は二三たたらを踏み、その痛みに顔がしかめられる。
「メイ、大丈夫か?」
すぐに腕を回し支えるが、まさか見られるとは思ってもいなかったのだろう、戸惑いを浮かべて寄せられた眉が目に入った。
「私のために?」
分かりきって聞くのも意地が悪いかと考えたが、それより先に言葉が零れ落ちる。
「………そうよ、悪い?」
強引に呼び出し鞭を振るい、強がったかと思えばしおらしく反省し、
挙げ句の果てにはこの………このような状況を何と言うのだったか、ああそうだ逆ギレだ。
目まぐるしく変わる彼女の反応と表情に、全くもって退屈とは程遠い毎日だとくつくつと笑いが込み上げる。
「レイジ?」
訝しげにこちらを見上げる冥の頭上から、袖を抜いたばかりの上着をふわりとかけた。
「足を捻った上、風邪まで引きたくはないだろう?」
そうおどけた口調で言い、すっかり隠れてしまった顔を覗き込む。
怒るか呆れるかと思いきや、意外にも唇に笑みを乗せバカねと小さく返って来た。
その艶やかな唇に、誘われるように口づける。
雨の音も街のざわめきも消えて、愛しい人の気配だけがそこにあった。


「少し急ぐとしよう」
「え?」
触れるだけのそれを終えて、包みを手にした腕を冥の腰へと回し支える。
こうすればさっきよりはずいぶんと歩きやすいはずだ。
上着の中に入った分、包みが濡れることもないだろう。
最初は戸惑いを露わにした彼女も、今は文句も言わず半身をあずけている。
触れた場所からその体が既に冷え切っているのを知り、回した腕で少し強く抱き寄せた。
「帰ったらすぐに体を温めよう」
「な、何を言っているのレイジ、まだそんな時間じゃないわよっ!」
「む、私はただ熱い紅茶で体を温めようと考えただけだが………」
「!?」
「君はいったいどのような手段を用いるつもりだったのだ?」
「そ、それは」
「冷え切った体を温める、熱い紅茶よりも有効な手段があるのなら是非証言していただこう」
「う………」
「その手段が君の希望ならいた仕方がない。紅茶は後回しにして………」
「い、異議あり!」

―――雨の日も曇りの日も拗ねたときも素直なときも、そこにあなたがいるだけでそれはそれは素晴らしい日々―――









・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
終わっとけw

みっちゃんはきっと分かってて聞いている。
そして間違いなく、このやり取りはナルマヨに目撃されているww
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※↑kanataさん注釈


※↓ヤチ注釈

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
都合によりテキスト文書のみでいただいた為、
元は全部スミ字でした。
多少読みにくさを感じたので掲載時に段落や行間、
登場人物のセリフに色を付けるなどの処理を行いました。

バレンタイン前にいただいたのでタイムリーなラブいミツメイで(*´∀`*)ホワン とした♪
まぁ私が「ラブいミツメイ!」と要求したのですがw;
バレンタインまでに掲載出来なかったのが残念orz
可愛くて素敵なミツメイをありがとう御座いました!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




戻る     kanataさん挨拶文へ