自分でできる疾病対策

＜腰痛対策＞

　自分でできる対策とは、日常の生活動作に大きな支障の無い場合を対象とするもので、痛みの強いときは専門家の治療を受けましょう。

1. 腰痛体操のような運動、例えば、ヨガ、真向法、操体法、などいろいろな運動がありますが、その中で、痛くなく、動作すると気持ちよい、楽になる動きをしてみることです。人によって会う運動は異なりますので自分で見つけるしかないのです。ちなみに私は、重いものを持って腰痛を感じたときは、仰向きに寝て、両足をそろえて曲げ、同時に両手で膝を抱えておなかに強く押し付ける、ヨガで言う、ガス抜きのポーズをしています。
2. 腹筋、背筋を鍛えることは、腰痛を軽減させます。手軽な運動としては、ウオーキングで無理の無い程度に30分ぐらい行いましょう。
3. 急性の場合には、アイシングや湿布薬は有効ですが、慢性的な腰痛には逆効果ですので止めましょう。
4. 重いものを持つときは、十分に体勢を整えて、重心を下げ、物を身体に接するようにして持ちましょう。

＜膝痛対策＞

　膝をケガで痛めた場合は、安静にして、アイシングや湿布薬が有効です。

しかし、鍼灸治療にこられる方は、これといった原因もなく、自然にひざが痛み出す場合がほとんどです。この様な場合は、アイシングや湿布薬など患部を冷やすことは逆効果で治りを悪くします。又、膝に水が溜まったからと、病院で水を抜いてもらうことも、一時的に楽になりますが、結果的に治りを悪くします。