唯一生き残った人類
私が子供のころは、教科書に載っていることは全てが正しいことだと疑いもせずに思っていました。
ですが、今では教科書や出版されている書物には間違いや意図的な嘘が書かれていることもあるという認識に変わりました。
教科書の間違いで最も衝撃を受けたのが、人類の進化についてです。
昔の教科書には、人類は原始的な猿人から北京原人などの原人、それからネアンデルタール人などの旧人、そしてホモサピエンスの新人へと進化していったと書かれていました。
ところが、現代の遺伝子解析技術の進歩によりそれぞれが全く別種の人類だということが判明していて我々現生人類以外の人類は全て絶滅していると言うのです。
しかも、サハラ砂漠より南部のアフリカの人の遺伝子を引き継いでいない人の遺伝子は全てが今から約6万年程前にアフリカからアラビア半島へ進出してきたごく一部の集団(現在の少数部族の集団やサルの群れなどから考えてもせいぜいが数百人レベルの集団)の子孫だというのです。
つまり、現在世界中に拡散している現生人類は、アフリカの地で誕生した後、アフリカから出てきた一握りの人達の子孫が全世界に拡散しているだけでヨーロッパ人もアジア人もオーストラリアのアボリジニもアメリカ大陸のインディオも全て同一部族の子孫だということです。
そう考えると、黒人の身体能力が高いというのは、それが元々の人類の能力でそれ以外の人種の人たちは、一部の集団だけでの同族交配を繰り返して増えていった結果、遺伝子の多様性が少なく運動能力も低くなっていったのではないかと考えると合点がいきます。
我々日本人には同じに見える黒人は部族間でかなり違いがあり多種多様な遺伝子を持っていますが、それ以外の民族は外見が違うように見えても白人種もモンゴロイドもアボリジニも非常に似た遺伝子しか持っていないのだそうです。
ただ、遺伝子で言うと現生人類にはネアンデルタール人由来の遺伝子があることが分かっていて、過去に交配してハイブリットの子供を作り尚且つその子孫が途切れずに続いてきたという事になります。
特にアボリジニはデニソワ人の遺伝子も持っていることが分かっていて、アボリジニの祖先がどこかでデニソワ人と交配してハイブリットの子供を作り尚且つその子孫が途切れずに続いてきたという事になります。
因みに、アラビア半島では他にもアフリカから脱出した遺伝子系統の異なる別の集団の約8万年前の骨が発見されていますが、出アフリカに成功していたその集団の系統の遺伝子は現在の私たちに受け継がれていないことが分かっています。
つまり、アフリカから進出してきたその集団の子孫は、何らかの理由で絶滅したと考えられます。
まだ発見に至っていないものの出アフリカをしていた別の集団もあったかもしれませんので、アフリカから出てきた集団が私たちの祖先を除いて全て絶滅しているのだと考えると、アフリカを出た後で絶滅せずに現在までアフリカの地以外で生き延びて来ていることが奇跡的なことなんだと思っています。
これ足利尊氏じゃなかったの?
昔教科書に載っていた足利尊氏の肖像画が、実は足利尊氏じゃなかったということが分かった時も衝撃を受けました。
足利家の家紋は足利二つ引き紋なのに、肖像画の馬具や太刀の柄に描かれた家紋が輪違紋という足利家の家臣の高氏の家紋だということなんですが、そんな明確な違いがあるにもかかわらず教科書に堂々と足利尊氏の肖像画として掲載されていたという事実に衝撃を受けたと同時に歴史学者、特にその道の権威という人たちのいい加減さを疑うようになりました。
この種のいい加減さは、他にも源頼朝像も違っているし、武田信玄の肖像画も別人、西郷隆盛の写真も別人だという事ですから他にもまだ指摘されてないだけで間違っていることが堂々とまかり通っていることが沢山あるのじゃないかと思っていて、そういった歴史上の通説について疑問に思っていることを書いていきたいと思います。