2) 2019年5月4日 16時40分

石狩丘陵地帯

撮影場所:朝里海岸 発生範囲:手稲・石狩側は石狩丘陵

石狩丘陵のおよそ100~250mの高い位置でこのように大きく変化する上位蜃気楼は初めて見た。当日、この時間帯まで朝里海岸から小樽・高島岬側と手稲・石狩側の両方向ともごくごく小さな蜃気楼が見られた程度なので、帰る準備をしていたところだった。最後の確認で周りの景色全体を見ていたところ異変に気づき全体像を撮影したのがこれだ。左手の頂上付近に見えるレーダードームがあるのは阿蘇岩山(418m)。

2019年5月4日 16時33分

朝里海岸⇒手稲・石狩方面
石狩丘陵

石狩丘陵の左側手前に見える黒っぽい稜線がオーバーハング状態だ。中央をよく見ると奥の方に伸び上がりかけている淡い像も確認できる。

2019年5月4日 16時37分

朝里海岸⇒手稲・石狩方面
石狩丘陵

手前の丘陵地帯の頂上付近に反転像ができている。右側にはその奥にあると思われる地形が少し淡い色のバーコード状の姿となっている。こちらはよく海岸の蜃気楼化でできる像に近い印象だ。

2019年5月4日 16時42分

朝里海岸⇒手稲・石狩方面
石狩丘陵

まさに山の頂上が変化して見られる上位蜃気楼の典型のような姿だ。丘陵地帯の凸部でも同じような姿が見られることを実感させてくれる。一番奥に見える山々は夕張山地(推定距離:70Km)でその壁面の雪も伸び上がっているようだ。

2019年5月4日 16時48分

朝里海岸⇒手稲・石狩方面
石狩丘陵

手前の丘陵地帯には変化がなく、その奥に見える丘陵地帯が蜃気楼化している。バーコード状・板塀状といわれる姿がわかりやすく写っている。さらに奥右手の雪面も変化している模様。

2019年5月4日 16時49分

朝里海岸⇒手稲・石狩方面
石狩丘陵

石狩丘陵の手前側、阿蘇岩山の下側の地形や木々が蜃気楼化し伸び上がっている。さらに手前の海岸までは到達していないようだが、この地点まで徐々に空気層が移動しているようだ。

2019年5月4日 16時49分

朝里海岸⇒手稲・石狩方面
石狩丘陵

この丘陵地帯の丘の木々が伸び上がっているのは、過去に数度見たことがある。でも、それは狭い範囲での変化だ。今回のように広い範囲で、かつ大きな変化は見たことがない。