2011年 小樽高島岬と漁船
6月8日15時13分、朝里海岸にて撮影。距離約8Km。高島おばけ(=上位蜃気楼)発生時、高島漁港から出港した中型漁船をとらえた。よく見るとすでに船首部分が伸び上がっている。また、高島岬下の岩礁に反転像ができ、海上には幻の水平線も。この後、次々と漁船が沖に進みながら大きく伸び上がり、あるいは積み重なってモヤの中へ消えていった。
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6月8日15時17分、朝里海岸にて撮影。上記画像から4分後、距離が遠く画像が少々不明瞭だが、やや右肩上がりの幻の水平線に沿って漁船が次々と沖合に進むと、伸び上がり現象から積み重ね現象(正立→反転→正立)を伴って変化していった。もう少し近くでこの様子を撮影できたらこれがナンバー1だったかもしれない。
7月6日11時39分、銭函海岸にて撮影。距離約13Km。その当時、石狩湾新港で建設中のLNGタンク下に見える防波堤・消波堤がどーんと伸び上がった。タンク下部を隠すような、要塞や城壁ができたかのように見える。確か、この時間帯の画像が全国紙にも紹介された。そのため、年賀状でのやり取りだけだった昔の会社上司から直接電話がかかってきた。それにしても全国紙の影響力とはすごいものだ。
7月6日11時44分、銭函海岸にて撮影。上記画像の5分後でLNGタンクの右手にある位置で対象物の変化がおもしろい。手前側に見える防波堤・消波堤もかなり伸び上がっている。その上に見える球形タンクの丸いフォルムはまるでつぶれた大福だ。こんな形まで変化するのは相当珍しい。背景の山は阿蘇岩山(標高:418m)。
7月6日13時28分、銭函海岸にて撮影。距離約29Km。上記画像からさらに約2時間後、厚田海岸が蜃気楼化され、メノウ模様やバーコード状になって見える。ただ、普段の様子と異なり、海岸下部と上部の2段に分かれ、それぞれで蜃気楼化している。また、中央に小さく見える厚田風車は上下に2つに分断されているかのようだ。光の屈折現象、高島おばけ(=上位蜃気楼)は本当に不思議な姿を見せます。